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イヴ・サンローランは、20世紀後半の世界のファッション・リーダーの1人で、
ディオール2世やモード界の帝王とよばれフランスが誇る世界的ブランド。
1936年、アルジェリアの、オラン生まれのフランス人。保険会社で働く両親の家庭で育った。
オートクチュール組合付属のクチュール学校を抜群の成績で卒業。
54年、国際羊毛事務局(IWS、現ウールマーク・カンパニー)主催のデザイン・コンテストのドレス部門で第1位入賞。
これをきっかけにディオールに認められ、18歳でディオールのメゾンに入店し、デシナトゥール(下絵描き)を担当。
57年秋に、ディオール急逝の後を受け、店の後継者に選ばれた。
徴兵され、入営中にディオール社から罷免。
病気で除隊後、すでにマルク・ポーアンがディオール店の主任デザイナーになっていたため、店に復帰せず、
それを機会に62年春スポンチニ街に自店を開く。
バレンシアガのラインに沿ったエレガントでシックな作品でスタートは成功したが、メゾンの経営面で危機に瀕する。
しかし、間もなく、腕利きの広報マン、ピエール・ベルジェの登場によって危機を脱出。
以後、彼の協力でクチュール部門からプレタポルテ優先のスタンスに転向した。
66年に、プレタポルテのブティック「サンローラン・リヴ・ゴーシュ(Rive Gauche、左岸の意)を開き、
クチュール界の左岸進出の先鞭を付け、同名の店を海外の主要都市にまでひろげた。
現在は、トム・フォードが「イヴ・サンローラン・リヴ・ゴーシュ」と「YSLボーテ」の
クリエイティブ・ディレクター兼チーフ・デザイナーを担当。
オートクチュール部門は閉鎖し、以後はリヴ・ゴーシュのみの展開となっている。
しかし、トム・フォードは2004年の春にグッチとの契約が切れるため、退任することが決定。
最後のオート・クチュリエといわれたサンローランは、58年にニーマン・マーカス賞を受賞。
2002年1月22日に行われた、パリ・オートクチュール・コレクションで引退した。
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